東京急行電鉄◆渋谷駅


クハ3679

デハ7014

小田急の新宿駅に比べると、東急の渋谷駅は今とそれほど変わっていないように見える。左上の写真は更新前のクハ3670。更新後、3000系となり池上線と目蒲線で3両編成で走っていた姿が有名だ。3000系の種車はいろいろあって、3679は国鉄の戦災車を復旧したグループ。東急が昭和59年に発行した「東急の電車たち」によると3679は弘南鉄道に譲渡されている。

現在の池上線と目蒲線は、地下鉄乗入用と同じ新車1000系に7000・7200系を改造した 7000・7900系に変わっている。その7000系がピカピカの新車で、急行に使われていたのが右上の写真。アメリカバッド社のステンレス技術と提携して造られた。当時雑誌では見ていたが、実車のアメリカンスタイルそのままで、ディスクブレーキが外に出た独特のパイオニア型台車を見て感激したのを覚えている。ちょっと今まで見たことのない車両デザインでしたから。

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7900となってからは台車もパイオニア型から普通のものに変わり、クーラーも搭載されて胴体に赤帯をまいた。それだけでイメージが変わって、アメリカンスタイルではなくない普通の電車になってしまった感じがするのは残念。


3000系最後の日、旧塗装化された編成
【1989.03.18、今は地下駅になった大岡山駅】

7700系となって目蒲線を走る
【1999.09、大岡山-奥沢】