のバリエーション

鉱山内の鉱木を小さな電機機関車が運んでいた。
まわりには鉱木が積まれている。



鉱山を演出する小物たち



変わった独特の電気機関車の他に“鉱山”をイメージさせる小物がいろいろある。まずは鉱山に不可欠な鉱車(クランビー)。上の写真の左手に進むと鉱車の線路ごと傾けて鉱石を落とすようになっている。だから鉱車は傾く側面だけ扉になっていて、もう片方の側面は開ける必要がないので底は丸みを帯びている。もうひとつ、鉱山といえばナペトロ、(鍋のようなトロッコから)、これも明延にもあったが数はすくなかった。



手前の側面が開く


ナベトロ

そして上下の急坂を結ぶインクライン。線路の間にワイヤーが通っていて、これで引っ張るのだと思う。途中で交換できるようになっていて、2台が交差する。



インクライン

多分これは、バッテリーロコ(蓄電池で動く)の簡単なものと思われる。小屋の中にあった。

これは運転台。草軽電鉄のL電と非常によく似ている。横向きになって運転するスタイル。草軽の電気機関車も生まれはアメリカの鉱山からきたのだから当たり前か……。


貨車も物置に車輪を付けただけのようなもの。足周りから想像すると、鉱車の台車を利用しているのではないかと思われる。しかし、屋根が斜めの貨車は珍しい。



貨車の屋根が斜め!?