木更津駅に着くと證誠寺(しょじょじ)の狸囃子のメロディー。狸は館山と思い込んでいたけど、こっちは分福茶釜かぁ。駅前にも狸の像。街の中にも狸の置物が目に付く。駅前の小さな路地が「与三郎通り」。これは歌舞伎の白波五人男か。本当に切られ与三郎っていたの……。商店のシャッターには「木更津キャッツアイ」の文字。いろいろ木更津は縁があるのだな。
木更津からは久留里線が出ていて、首都圏のJRでは珍しくなったディーゼル。駅の端には転車台もあって、昔の国鉄を思い出させてくれる。ただ駅前の集合ビル、商店街は休日だというのにひっそり。みんな車で郊外へ行ってしまうのだろう。