会社に持って行った娘の自転車だが、昼を食べて帰ってくると「自転車がないっ。盗まれたっ」と。鍵はいつものところにかかったまま。
自転車と盗難はつきもので、麻布十番に会社があったころ夜のうちになくなって、数ヶ月たった頃、光が丘の自転車置き場からありますとハガキが来た。防犯登録をしてあったからだ。私が光が丘まで電車で行って乗ってこようかと行ったら、遠いからいいと言われてそのままにした。
自転車がなくなって不便だっ、と言われたのてせ、娘が大きくなって不要になったの中国製のママチャリを会社に持って来た。飯田橋に引っ越しになったけどママチャリは欲しいというので、持って行った。ずっと外に置いておいたのが悪かったらしく、これも夜のうちになくなった。
多分この2台は、終電に乗り遅れてタクシー代がなく、見つけた自転車で帰ったのだと思う。麻布十番から光が丘まではすごい。それとは別に、息子が自由が丘のNTTへ行って、すぐ出てくるので鍵をかけないで出てきたらなくなっていた。ブレーキのゴムがすり減って金属が当たるほどボロだったので、新しいものを購入してあげた。
だからこれまで3回盗難にあい、今回は4度目ということになる。また深夜の飲み過ぎた酔っぱらいの仕業かと諦める。ただみんなが、やっぱり自転車はあった方がいいと言う。
次の日の昼、会社の外に、他社の雨ざらしのボロ自転車が出ているのに、わざわざ車庫に入っているピンクの自転車をなぜ盗んだのだうと推理する。何かおかしい。わざと車庫に入るなんて…。と思っているとローソンの前にピンクの見たことのあるチャリが。鍵がかかったままだ。会社のだれかがローソンまで乗ってきて、鍵をかけ、そのまま歩いて帰ったのだとわかった。
会社に持って行ってローソンの前にあったことを社員に伝える。すると「あっ」と言う声。自転車が盗まれたと言った社員がローソンに置いてきたのだった。