小田急電鉄◆新宿駅


デハ3100系・NSE

デハ3000系・SE

キハ5000系

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999年夏、小田急ロマンスカー3100系NSE車が引退した。
高校3年の時(昭和42年)、東京に来たとき撮った写真に3100系が写っていたのが左。当時の鉄道雑誌は表紙だけがカラーが多く、本物の色を確認したくてあちこちを回った。鉄道雑誌に「うぐいす色」と書かれていた国鉄山の手線の103系の色は単なる黄緑であることもこの時わかった。

まだ3100系がデビューして間もないときで、それまで小田急の顔である3000系も見ることができた。左の写真3枚の写真は新宿駅のホームで撮影したものだが、跨線橋と空が見れる。現在は商業施設がこの上にできて空を見ることはできない。

そして珍しいのは下の写真。国鉄御殿場線乗り入れ用のキハ5000。まだ電化されていなかった御殿場線乗り入れのために造られた2個エンジンの強力ディーゼル車。初めは当時の電車と同じ黄橙色と紺の塗り分けだったが、国鉄の準急色に揃えて、クリームに赤帯に改められた。写真はその頃の姿。モノクロ写真だと、現在の小田色であるクリームにブルー帯と見た目は変わらない。一瞬古い写真を見たとき、あれっという感じだった。
御殿場線が電化されると乗り入れ車両はデハ3000系になって、キハ5000と増備のキハ5100は各地の未電化私鉄に譲渡された。

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現在の新宿駅がどうなっているのか気になって、キハ5000が発車していたホームに行ってみた。その様子が下のカラー2枚。日も暮れていて外は良くわからなかったが、ホームが延長されていてロマンスカー「ホームウエイ」が発車を待っていた。

 ロマンスカー「ホームウエイ」【1999.10】