Clip & Scrap

豊島ドック跡

2006/09/24 Sun 23:08 +09:00 軽便 > 北区軍用線

軍都の本ぶらっと立ち寄った五反田駅近くの本屋で、鉄道関係の棚の横に「写真と地図で読む・知られざる軍都東京」という本が偶然目に入りました。戦争もののキワモノかと思ったが、見てみるとなかなか真面目な本。首都圏周辺に残る江戸時代終わりから明治、大正、昭和の時代に作られた軍の施設のあった場所が書かれていました。ロケット特攻機「秋水」の基地が住宅地の中に残っている異様な写真などが面白く、北区に集中していた軍事施設に鉄道が出ていたので、ページが少ない割りに値段は高めだったのですが購入しました。

北区の軍用線については他の本やホームページで見たことはありましたが、軍事施設後の地図とともにかなり詳しく書かれています。5月から地図を頼りに、何回か行ってみました。まずは王子周辺から。

豊島ドック橋


東京書籍の裏、当時は運河が入り込んでいて軍用専用線で物資を運んでいたという。上の橋は石神井川にかかる橋で、軍用線が走っていたらしい。まっ、ただの橋ではありますが。

豊島ドック跡


橋からJR線に向かうと運河に沿って「豊島ドック」があって、軍用線も平行して走っていたと書かれています。上の写真は豊島ドックと運河を埋め立てた跡を「豊島公園」としたもの。写真の左の道路が軍用線跡だという。

この話しをもう少し続けます。

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レンガのモニュメント

2006/09/30 Sat 04:19 +09:00 軽便 > 北区軍用線

十条自衛隊

自衛隊十條駐屯地に古い煉瓦を使ったモニュメントがある、と書かれているので行ってみました。自衛隊の正門(写真:上)から左に回ると、隣接する公園から駐屯地敷地内に一部だけ出入り自由になっています。その敷地の煉瓦の門は、一造(東京第一陸軍廠)の建物に使われていた煉瓦なのだそうです。

レンガ遺構

レンガ窓アップレンガ壁アップ

鉄条網に囲まれて1棟だけ当時の建物が残っていました。北区で公共的な建物に改造する予定の張り紙がありました。横浜の「赤レンガ」のようになるのかもしれません。この建物の横を抜けると石神井川に出ます。途中、当時の建物をそのまま使っているという野口研究所もありました。

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レンガパーク

2006/10/03 Tue 03:01 +09:00 軽便 > 北区軍用線

レンガモニュメント


石神井川沿いにレンガパークがあって、煉瓦の建物を水平に置かれたモニュメントが置かれています。不思議な雰囲気。近くの神社には石神井川の水力を利用して火薬を作った記念碑が。このあたりは加賀藩下屋敷があったのだという。

石神井川吊り橋

石神井川に沿った道に吊り橋がかかっていました。川にかかるのなら理解できるが道にかかっている。吊り橋の横に説明文が書かれていて、昔は石神井川の流れが吊り橋の下を流れていたとのこと。

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秋水燃料庫

2007/07/08 Sun 22:33 +09:00 軽便 > 北区軍用線

柏秋水貯蔵庫 柏秋水貯蔵庫

ずっと前に「北区軍用線」のに行った話を載せましたか、そのとき見たのが「知られざる軍都東京」でした。この中に千葉県の写真も載っていて、特に気になったのが柏の秋水燃料庫跡でした。地中から斜めに煙突のようなものが5本出ている写真。

秋水敗戦近く、ドイツの設計図を元に作られたB29迎撃用ロケット戦闘機で燃料が特殊な危険なもので、その燃料庫だということです。柏の葉公園が柏飛行場の跡だそうなので、少し離れたところに燃料庫があったことになります。危険だったからかも。崖から穴を掘ったようで、上空からもわかりにくくしたかったのかもしれません。戦争中は煙突のような通気孔は、もっと地中に埋まっていたということですから。

東急柏ビレッジの外、柏寄りの交番近くに右の燃料庫はあって、本当に住宅地の中。家の庭にコンクリートの塊があって、そこは国有地。もっと畑の中を進んでいくと5本の通気孔があって、近くへ行くと孔の中には布や肥料の袋が入っていたりして、農家が使っているようでした。

ここまで来たらということで、JR柏駅に寄ってみました。千代田線も開通していないかなり前に、野田線沿線の友達の家に行った記憶があって、野田線柏駅のスイッチバックの駅が変わっているのにビックリ。その時の写真は以前載せました。南流山駅で撮った205系の写真を載せておきます。

南流山駅

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加賀藩下屋敷築山

2015/01/22 Thu 16:36 +09:00 軽便 > 北区軍用線

埼京線

加賀公園

加賀藩下屋敷築山

三田線新板橋駅から石神井川に沿って、板橋の地名になった板橋まで歩いてみました。橋がいくつも架かっていて、加賀の名前の橋が多くなると、加賀公園がありました。前に王子から石神井川を遡ったことがあります。その時に加賀公園は通り過ぎてしまったみたいです。

案内図を見ると加賀藩下屋敷の築山跡が加賀公園になり、軍用のトロッコがほとんどの建物を結んでいたと言うことです。750mmの軌間で電気機関車が牽引して、その外観から「だるま電車」、チンチンと鳴るので「チンチン電車」とも呼ばれていたと書かれていました。武豊町歴史民族資料館で見た日本油脂専用線の電気機関車のようなものなのだろうか。

下の写真の金網越しの通路が野口研究所内のトロッコ軌道跡の一部。この後ろに弾道検査官の標的になっていた壁もありました。

加賀藩下屋敷築山

加賀藩下屋敷築山

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野口研究所

2015/01/25 Sun 01:30 +09:00 軽便 > 北区軍用線

野口研究所

野口研究所

野口研究所

前田家下屋敷跡である加賀公園の先の金網越しに、コンクリート製の管が見え、これが弾道検査管のようです。石神井川の反対の道路を進むと野口研究所の入口がありました。前に行ったときはこの道路は通っていませんでした。

道路を挟んで野口研究所の入口の向かいに板谷公園がありました。東京市昭和12年開園の古い公園のようです。

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レンガパーク

2015/01/27 Tue 23:23 +09:00 軽便 > 北区軍用線

レンガパーク

加賀藩下屋跡

石神井川を上流に向かって行くと、見たことのあるレンガ造りが……。以前、王子から自転車で石神井川を上ったときに見た風景でした。

川から入った東板橋体育館の公園には、圧磨機圧輪記念碑が。これは幕末に板橋火薬製造所が、石神井川の水流を利用して実際に使われたものらしい。女の子二人がボール投げをして遊んでいました。

下流河岸には、比較的新しい谷津観音なるものが見えた。近くの寿徳寺のもので、近藤勇と隊士の菩提樹なのだそうだ。このあたりは歩き回れば、まだ面白い物がありそう。

大仏

埼京線

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